Saturday, June 18, 2005

 

郵政民営化

小泉首相の長年の夢である郵政民営化。まぁ、いい面悪い面があるとは思う。確かに民営化することで競争力をつければ国民にとってより便利になるように思えるが、果たしてホントにそうなのか。郵便局の強みは全国津々浦々にあるネットワークだと私は思う。ところが民営化というのは確かに響きはいいが、国の管理を離れ民間の会社として存続するためには利益を上げる必要はある。都心部にある郵便局だったらそんなに問題はないだろう。なぜなら利用する客が大勢いるからである。でも、問題は過疎地区にある郵便局。利益を上げるどころか、存続自体も危ないような気がする。そうなれば、せっかくのネットワークが台無しになるだけでなく、過疎地区に住んでいる人は不便になるだろう。その昔、国鉄も民営化をした。赤字路線は閉鎖し、その代わりにバスを走らせた。そういう代替策があれば、それほど不便ではないかもしれないが、郵便局を閉鎖した後の代替策。そういうものは可能なのだろうか?私には思い浮かばない。

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