Sunday, November 13, 2005
英国議会誕生の秘密
私の今の生活の中で唯一の贅沢はテレビジャパンがあること。そのチャンネルの中で、どんなに忙しくても夕食を食べながらとか、朝早く起きてとか時間をやりくりして見ているお気に入りの番組が4つある。それらは下記の通り。
1.宮廷女官 チャングムの誓い
2.大河ドラマ 義経
3.その時 歴史が動いた
4.探検ロマン 世界遺産
この4つの番組は見逃せない。考えてみたら全て歴史に関わるものか...私の歴史好きが知らず知らずのうちに見るものを歴史ものに限定しているみたいだ。チャングムはすでに英語字幕付の韓国語放送で最終回まで見て内容は知っている。このドラマについても何度かここで取り上げたが、何度見ても飽きず人々に勇気を与えると同時に医食同源の考えも学ぶことが出来る最高傑作の韓国歴史ドラマである。大河ドラマは言わずと知れた日本の傑作歴史ドラマ。その時 歴史が動いたはあらゆる角度から過去の出来事を推理分析するので、最新の説を知ることが出来、また人物や出来事の知られざる一面も垣間見ることが出来てこれはとてもおもしろい。今年の4月から始まった”探検ロマン 世界遺産”はこれも世界各地の世界遺産を事細かにしかも分かりやすく紹介し、また遺産の新説も知ることが出来る貴重な番組。仮にテレビジャパンがなくても、チャンスがあったら日本のテレビ番組のレンタルビデオ屋で借りて見てみることをお勧めします。さて話をもとに戻すと、探検ロマン 世界遺産の番組で先日Westminster Palaceのことについてやっており、私がロンドンへの旅行中撮った写真の中で英国議会誕生についてとても大事な写真があることをこの番組を通じて知りました。
それではイギリスの議会はどのように誕生したのか。私の撮った写真といっしょにちょっと簡単に説明します。
時は13世紀...当時イギリスは領土拡大しようと大国フランスに対し戦争を仕掛けていた。国王ヘンリー3世は裕福な貴族たちのお金で武器を購入。絶対的な権力を握ろうとしていた。この野心旺盛なヘンリー3世が議会誕生のきっかけになったのは皮肉としか言いようがない。
前に書いたがWestminster Palaceの横にはWestminster Abbeyがあります。
その場所をヘンリー3世は自らの意思で改築。建物の中央には、祭壇だけでなく国王の椅子というものがある。ここでヘンリー3世は神の威光のもとで戴冠式を行った。
領土拡大を狙いフランスとの戦いを進める一方、国内での権威を高めるためAbbeyを自らを中心とする豪華なものに変貌させた。
このAbbeyの中にはヘンリー3世の墓もある。前面金箔が貼られ、この改築にかかった費用は今のお金で数十億円かかったと言われている。
ヘンリー3世はこれらの改築費用をまかなうため、国民に対し高額な税金をかけた。特に負担が大きかったのがお金に余裕のある貴族階級だった。
暴君ヘンリー3世に対し貴族たちが立ち上がった。その指揮をとったのがシモン・ド・モンフォール。彼は税金を減らすようにヘンリー3世に求めた。貴族たちが国王と話しあった部屋がChapter Houseである。
このChapter Houseはもともとは聖職者たちが神聖な総会を行う場所で、貴族たちはここにヘンリー3世を呼び出した。正面にヘンリー3世が座り、部屋が8角形の形をしているので国王に対し貴族たちが顔をつき合わせて発言が出来た。このとき極めて民主的な話し合いが行われたと言われている。そして国王は何事も貴族たちと相談して決めなければならなくなった。ここでの話し合いが議会誕生のきっかけとなった。権力に対し話し合いで解決の道を探る...イギリスの議会政治の基礎はこのChapter Houseで生まれたと言われている。
その後、話し合いの場所はWestminster Palaceへと移動する。
議会の誕生である。議会が行われたのはWestminster Hall。
それまで国王が式典や晩餐会などで使われていた宮殿内でもっとも大きな部屋である。
という感じだが、私は知らない間にChapter HouseやWestminster Hallの写真を撮っていたことになる。こういう場所はまずガイド本には出ていないから番組を通じてとても勉強になりました。
1.宮廷女官 チャングムの誓い
2.大河ドラマ 義経
3.その時 歴史が動いた
4.探検ロマン 世界遺産
この4つの番組は見逃せない。考えてみたら全て歴史に関わるものか...私の歴史好きが知らず知らずのうちに見るものを歴史ものに限定しているみたいだ。チャングムはすでに英語字幕付の韓国語放送で最終回まで見て内容は知っている。このドラマについても何度かここで取り上げたが、何度見ても飽きず人々に勇気を与えると同時に医食同源の考えも学ぶことが出来る最高傑作の韓国歴史ドラマである。大河ドラマは言わずと知れた日本の傑作歴史ドラマ。その時 歴史が動いたはあらゆる角度から過去の出来事を推理分析するので、最新の説を知ることが出来、また人物や出来事の知られざる一面も垣間見ることが出来てこれはとてもおもしろい。今年の4月から始まった”探検ロマン 世界遺産”はこれも世界各地の世界遺産を事細かにしかも分かりやすく紹介し、また遺産の新説も知ることが出来る貴重な番組。仮にテレビジャパンがなくても、チャンスがあったら日本のテレビ番組のレンタルビデオ屋で借りて見てみることをお勧めします。さて話をもとに戻すと、探検ロマン 世界遺産の番組で先日Westminster Palaceのことについてやっており、私がロンドンへの旅行中撮った写真の中で英国議会誕生についてとても大事な写真があることをこの番組を通じて知りました。
それではイギリスの議会はどのように誕生したのか。私の撮った写真といっしょにちょっと簡単に説明します。
時は13世紀...当時イギリスは領土拡大しようと大国フランスに対し戦争を仕掛けていた。国王ヘンリー3世は裕福な貴族たちのお金で武器を購入。絶対的な権力を握ろうとしていた。この野心旺盛なヘンリー3世が議会誕生のきっかけになったのは皮肉としか言いようがない。
前に書いたがWestminster Palaceの横にはWestminster Abbeyがあります。
その場所をヘンリー3世は自らの意思で改築。建物の中央には、祭壇だけでなく国王の椅子というものがある。ここでヘンリー3世は神の威光のもとで戴冠式を行った。
領土拡大を狙いフランスとの戦いを進める一方、国内での権威を高めるためAbbeyを自らを中心とする豪華なものに変貌させた。
このAbbeyの中にはヘンリー3世の墓もある。前面金箔が貼られ、この改築にかかった費用は今のお金で数十億円かかったと言われている。
ヘンリー3世はこれらの改築費用をまかなうため、国民に対し高額な税金をかけた。特に負担が大きかったのがお金に余裕のある貴族階級だった。
暴君ヘンリー3世に対し貴族たちが立ち上がった。その指揮をとったのがシモン・ド・モンフォール。彼は税金を減らすようにヘンリー3世に求めた。貴族たちが国王と話しあった部屋がChapter Houseである。
このChapter Houseはもともとは聖職者たちが神聖な総会を行う場所で、貴族たちはここにヘンリー3世を呼び出した。正面にヘンリー3世が座り、部屋が8角形の形をしているので国王に対し貴族たちが顔をつき合わせて発言が出来た。このとき極めて民主的な話し合いが行われたと言われている。そして国王は何事も貴族たちと相談して決めなければならなくなった。ここでの話し合いが議会誕生のきっかけとなった。権力に対し話し合いで解決の道を探る...イギリスの議会政治の基礎はこのChapter Houseで生まれたと言われている。
その後、話し合いの場所はWestminster Palaceへと移動する。
議会の誕生である。議会が行われたのはWestminster Hall。
それまで国王が式典や晩餐会などで使われていた宮殿内でもっとも大きな部屋である。
という感じだが、私は知らない間にChapter HouseやWestminster Hallの写真を撮っていたことになる。こういう場所はまずガイド本には出ていないから番組を通じてとても勉強になりました。
Comments:
<< Home
なるほどねぇ。
私は世界不思議発見とかを見るのが好きだったけど、アメリカにはこういう番組があまりないのかなぁ。それとも英語だから見逃しているのか。。。
探検ロマン世界遺産も面白そう。
テレビジャパンいいなぁ。
私は世界不思議発見とかを見るのが好きだったけど、アメリカにはこういう番組があまりないのかなぁ。それとも英語だから見逃しているのか。。。
探検ロマン世界遺産も面白そう。
テレビジャパンいいなぁ。
I have been looking for sites like this for a long time. Thank you!
Mcafee online virus scan for aol
Mcafee online virus scan for aol
You have an outstanding good and well structured site. I enjoyed browsing through it Guide paxil side effects go
Post a Comment
<< Home