Sunday, October 23, 2005
違い
今回生まれて初めてイギリスに行き、いくつか驚いたことというか、ここはアメリカではないんだなと思い知らされたことがいくつかあった。
1.ペーパーレス
トイレネタで申し訳ないが私はよくトイレに行くので、この話題から抜け出すことは出来ない。手を洗いさて手を拭こうと思ったとき、あ~ここはアメリカではないと思ったことが1点。ペーパータオルが全くない。エアードライヤーか、よくてなんて言うのか壁に備え付けてある回転式のタオル。それが主流。でもほとんどエアードライヤー。いろんなところのトイレに行ったがペーパータオルがあったのはたった一箇所。The Oracleというショッピングモール内のトイレ。それ以外はなく、ここはハンカチの国なんだなと思った。
2.レバー
またまたトイレネタだが、イギリスのトイレは水を流そうと思ったら一苦労。ともかく水の流れが悪い。これはワイフもかなり苦労していたみたい。アメリカのようにレバーを下げれば水が流れると普通思うでしょう?流れないのである。これは滞在中テクニックみたいなものはないかと模索していたが結局分からず...まぁ、タンクに水がフルにならないとダメな可能性が高いというくらいかな。
3.人種
まぁ、ある程度は予想していたが、ヨーロッパの黒人はかなり教育を受けている人が多い。アメリカに根強くあるはっきりした人種差別は私が見た限り見当たらなかった。そういう意味では黒人にとってヨーロッパは住みやすい場所なのかもしれない。
4.ヌードルバー
これも行く前から知っていたが、イギリスではラーメンがヘルシーな食事という考えがあるみたいで、いたるところにラーメン屋がヌードルバーと名前を変えあった。時間があったらランチにでもこのヌードルバーに行ってみようかと思っていた矢先、ロンドン塔の場所にこれまた全国展開しているwagamamaというヌードルバーのチェーン店がありトライ。店内は長テーブルでまとめてあり、いかにも気軽にしかも短時間で食事をすませられるような作りである。私はこの店の作りを見た瞬間、これはビジネスになるなと思ったことがひとつ。この場をヌードルだけをメインにしておくのはもったいないと思った。ロンドンに来る前、ワイフのおばの家の近くにケバブの屋台がありラム肉をシェーバーで削っているのを私は興味深く見ていた。薄切りの肉はイギリス人に受け入れられる!このヌードルバーでしゃぶしゃぶをやってみてはどうだろうか?サンフランシスコにもここ最近、しゃぶせん、しゃぶ道のような気軽にしゃぶしゃぶが出来る店が出来、この感覚をイギリスに持ち込めば当たるような気がした。何もビーフやチキンでなくてもいい。このラム肉のしゃぶしゃぶは結構いけるのではないかと思った。投資できるカネがあったらなぁ~。
5.ヘビーな食事
アメリカの食事は脂っこいものが多いと常識のようによく言われるが、イギリスではそれをさらに上を行く。脂っこさはアメリカの比ではない。とにかく食べ物にバターをよく使うし、イギリス人は揚げ物が結構好きだなと思った。その脂っこさの代表的なものがコー二ッシュ・パイ。いたるところに店があり、特に駅での待ち時間にそこでコー二ッシュ・パイを買い食べている人を見た。忙しいロンドンの人にとってはそれこそ気軽に食べられるハンディーな食べ物が人気で、この手のパイやすでに作ってパックしてあるサンドイッチが人気である。そういう人たちを見ていて思ったこと。やはりおにぎりでしょう。ハンディーさは他の食べ物にひけをとらない。ところが短粒米はまだまだイギリスでは受け入れられない。せっかくヌードルバーが受け入れられているんだから、やり方によってはもっと短粒米を市場に広げるチャンスがあると思うが、現実はそうでもない。運良くアメリカに帰る前日にスーパーマーケットに立ち寄る機会があり、食品業界に13年間どっぷりつかっていた私にとってこのスーパーマーケットという場所はとても興味深い場所である。どういう食品を扱っているのか、売り場の構成はどうなっているのか、そういうことを頭にめぐらせると全く飽きない。もちろん真っ先に探し出したのがアジア系の食べ物。ないねぇ。やっと醤油を見つけたのと、お米と言ったら長粒米が多少置いてあっただけ。短粒米は全くなかった。たぶん、アジア系のスーパーに行けばあるとは思うけど、キーはあくまで普通のスーパーで食品を置かしてもらって初めて一般の人が認知したということ。まだ、その段階でもないのにおにぎりを売るのは今の段階では時期尚早だなと思った。あとスーパーを見ていて思ったことは、本場の国ではビールは日本のモノは全く問題外ということ。棚のはしからはしまで注意深く探したが日本のビールは全くなかった。それと同様、日本酒や梅酒もない。これだけ見てみると、イギリスの一般の人にとって醤油は受け入れられているが、それ以外は全く受け入れられない。たぶん、脂っこい食べ物が好きなイギリス人にとって、あっさりした食べ物は受け入れ難いのかもしれない。でも、マーケットを広げる意味ではそこに突破口を見出さない限り、今後成功することはないだろう。せっかくヌードルバーが受け入れられているのだから、イギリス人もヘルシーな食事をしたいのがそこでも分かる。私はそこに何かしら今後の糸口があるような気がしてならない。
とりあえず、こんなところが今回イギリスに行き、アメリカとの違いを感じたところです。
1.ペーパーレス
トイレネタで申し訳ないが私はよくトイレに行くので、この話題から抜け出すことは出来ない。手を洗いさて手を拭こうと思ったとき、あ~ここはアメリカではないと思ったことが1点。ペーパータオルが全くない。エアードライヤーか、よくてなんて言うのか壁に備え付けてある回転式のタオル。それが主流。でもほとんどエアードライヤー。いろんなところのトイレに行ったがペーパータオルがあったのはたった一箇所。The Oracleというショッピングモール内のトイレ。それ以外はなく、ここはハンカチの国なんだなと思った。
2.レバー
またまたトイレネタだが、イギリスのトイレは水を流そうと思ったら一苦労。ともかく水の流れが悪い。これはワイフもかなり苦労していたみたい。アメリカのようにレバーを下げれば水が流れると普通思うでしょう?流れないのである。これは滞在中テクニックみたいなものはないかと模索していたが結局分からず...まぁ、タンクに水がフルにならないとダメな可能性が高いというくらいかな。
3.人種
まぁ、ある程度は予想していたが、ヨーロッパの黒人はかなり教育を受けている人が多い。アメリカに根強くあるはっきりした人種差別は私が見た限り見当たらなかった。そういう意味では黒人にとってヨーロッパは住みやすい場所なのかもしれない。
4.ヌードルバー
これも行く前から知っていたが、イギリスではラーメンがヘルシーな食事という考えがあるみたいで、いたるところにラーメン屋がヌードルバーと名前を変えあった。時間があったらランチにでもこのヌードルバーに行ってみようかと思っていた矢先、ロンドン塔の場所にこれまた全国展開しているwagamamaというヌードルバーのチェーン店がありトライ。店内は長テーブルでまとめてあり、いかにも気軽にしかも短時間で食事をすませられるような作りである。私はこの店の作りを見た瞬間、これはビジネスになるなと思ったことがひとつ。この場をヌードルだけをメインにしておくのはもったいないと思った。ロンドンに来る前、ワイフのおばの家の近くにケバブの屋台がありラム肉をシェーバーで削っているのを私は興味深く見ていた。薄切りの肉はイギリス人に受け入れられる!このヌードルバーでしゃぶしゃぶをやってみてはどうだろうか?サンフランシスコにもここ最近、しゃぶせん、しゃぶ道のような気軽にしゃぶしゃぶが出来る店が出来、この感覚をイギリスに持ち込めば当たるような気がした。何もビーフやチキンでなくてもいい。このラム肉のしゃぶしゃぶは結構いけるのではないかと思った。投資できるカネがあったらなぁ~。
5.ヘビーな食事
アメリカの食事は脂っこいものが多いと常識のようによく言われるが、イギリスではそれをさらに上を行く。脂っこさはアメリカの比ではない。とにかく食べ物にバターをよく使うし、イギリス人は揚げ物が結構好きだなと思った。その脂っこさの代表的なものがコー二ッシュ・パイ。いたるところに店があり、特に駅での待ち時間にそこでコー二ッシュ・パイを買い食べている人を見た。忙しいロンドンの人にとってはそれこそ気軽に食べられるハンディーな食べ物が人気で、この手のパイやすでに作ってパックしてあるサンドイッチが人気である。そういう人たちを見ていて思ったこと。やはりおにぎりでしょう。ハンディーさは他の食べ物にひけをとらない。ところが短粒米はまだまだイギリスでは受け入れられない。せっかくヌードルバーが受け入れられているんだから、やり方によってはもっと短粒米を市場に広げるチャンスがあると思うが、現実はそうでもない。運良くアメリカに帰る前日にスーパーマーケットに立ち寄る機会があり、食品業界に13年間どっぷりつかっていた私にとってこのスーパーマーケットという場所はとても興味深い場所である。どういう食品を扱っているのか、売り場の構成はどうなっているのか、そういうことを頭にめぐらせると全く飽きない。もちろん真っ先に探し出したのがアジア系の食べ物。ないねぇ。やっと醤油を見つけたのと、お米と言ったら長粒米が多少置いてあっただけ。短粒米は全くなかった。たぶん、アジア系のスーパーに行けばあるとは思うけど、キーはあくまで普通のスーパーで食品を置かしてもらって初めて一般の人が認知したということ。まだ、その段階でもないのにおにぎりを売るのは今の段階では時期尚早だなと思った。あとスーパーを見ていて思ったことは、本場の国ではビールは日本のモノは全く問題外ということ。棚のはしからはしまで注意深く探したが日本のビールは全くなかった。それと同様、日本酒や梅酒もない。これだけ見てみると、イギリスの一般の人にとって醤油は受け入れられているが、それ以外は全く受け入れられない。たぶん、脂っこい食べ物が好きなイギリス人にとって、あっさりした食べ物は受け入れ難いのかもしれない。でも、マーケットを広げる意味ではそこに突破口を見出さない限り、今後成功することはないだろう。せっかくヌードルバーが受け入れられているのだから、イギリス人もヘルシーな食事をしたいのがそこでも分かる。私はそこに何かしら今後の糸口があるような気がしてならない。
とりあえず、こんなところが今回イギリスに行き、アメリカとの違いを感じたところです。
Comments:
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なるほどぉ。。なかなか面白いですね。
ペーパーレスはいいことですね。
日本もエアードライかタオルじゃなかったでしたっけ? アメリカが無駄遣いというところでしょうか。。
人種も、貧富も、何でも有りなアメリカと比べると、イギリスは日本と同じ島国で、教養レベルがある程度似たり寄ったりなのかなぁ、と思いました。
ヌードルバーなんてものがあるんですか!?
そうねぇ、確かに脂っこいものが多いですよね、イギリスって。 ああ、コーニッシュパイ食べたーい!!!
ペーパーレスはいいことですね。
日本もエアードライかタオルじゃなかったでしたっけ? アメリカが無駄遣いというところでしょうか。。
人種も、貧富も、何でも有りなアメリカと比べると、イギリスは日本と同じ島国で、教養レベルがある程度似たり寄ったりなのかなぁ、と思いました。
ヌードルバーなんてものがあるんですか!?
そうねぇ、確かに脂っこいものが多いですよね、イギリスって。 ああ、コーニッシュパイ食べたーい!!!
そうだね。考えてみたら日本もペーパーレスか。アメリカが異常なんだよね。なんかね、イギリスを含めヨーロッパの方が人種の違いは全く違和感がない。うまくブレンドしています。この感覚は絶対アメリカでは感じない。ヌードルバーだよ、ヌードルバー。これがイギリスで大当たり。たかがラーメンなのに、ちょっとびっくりです。
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