Thursday, September 01, 2005

 

大長今 あと5話



今日、AZNで大長今の49話を放送。あと5話で終わりである。なんか私が予想していたのはチェー一族への復讐を終え、王の主治医になったところで終わるのかと思いきや、チェー一族への復讐、自分の師匠、母親の復権は昨日の48話で終わってしまった...一体あと6話どうやってストーリーを作るのかと思ったら...いやぁ、すごい。今日から王族のPoliticalな話に入っていった。

皇后との謁見で...

「医学は人を救うためのものであって、権力の道具に使うものではありません。」
「例え皇后さまのご命令でも私の信念は曲げられません。」
「私の命は皇后さまの手の内。どうぞ私を殺してください。その代わり、私の志は消えないでしょう。」

王族のPolitical Matterに心身ともに疲れ果てたチャングム。お互い惹かれあった仲のジョンホを探すがすれ違い...

「どうしてあなたは私のそばにいてくれないの?私のそばにずっといてくれると言ったじゃない!!」
「私を連れて逃げて。何も聞かず、私を連れてどこか遠くへ逃げて。」

なんか今日もすごい話になっています。朝鮮王朝では女官は形式上、王と婚姻関係にあるとみなされ、一生独身で通すだけでなく、それこそ処女のままで一生いなければならない。女官が男と情を通じたというだけで死罪になる時代。そんな中、王直属の従事官であるジョンホとこんな会話を交わしただけでも大変なことである。お互い辛いだろうなぁと思います。だって恋愛関係になってはいけないんだから。例え惹かれあっていても、信頼関係以上にはなれない。ドラマでもいかにもきわどいなと思えるのはお互い抱き合うところ。王宮でそんなことしてつかまらないのか???と思います。でも、それ以上はなし。それが信頼関係というベールにつつまれた最大限の愛情表現だったのかもしれない。でも、明日は予告を見たらいっしょに逃げるみたいです。途中、追跡してきた人たちに対し、刀を抜いたジョンホ。いったいどうなるんだろうという感じです。このドラマのすごいところはテンポがものすごく早く、視聴者を飽きさせないところ。そして食医同源の考え。食べ物は無駄にしてはいけない。無駄をはぶいていくと体にいいものだけを食べるようになったというプロセス。食べ物と医学の知識を織り交ぜ、ストーリーにちりばめたところ。日本の薄っぺらいドラマとは大違いの高い演技力。また、バックに流れるアジアの大地を意識したような音楽。これだけでもすごいのにある意味メッセージを込めたストーリー。男尊女卑の激しい時代。そんな中、あらゆる困難・逆境に打ち勝ち、王の主治医にまで登りつめたチャングム。そういった意味ではどんなに苦しくても諦めずに成し遂げれば必ず報われると人々に訴え、自然と勇気がわいてくるドラマです。見逃してしまった人、ビデオ屋さんに行ってテープを借りて見てください。

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